5 日本語の品詞には、以下のものがある。
Ⅰ.動詞:単独で述語になり、「活用」(文中での働きの違いによって、語形がかわる)がある。
① 活用のしかたによって分類すると、次のようになる。
1類動詞(子音動詞、5段動詞):いく、かく、まつ、よむ、かす、なさる
2類動詞(母音動詞、1段動詞):みる、おきる、ねる、うける
3類動詞(カ変・サ変動詞) :くる、する
動詞の活用は、つぎのようになる。
1類動詞 2類動詞 3 類 動 詞
辞書形(終止形) いく みる くる する
ます形(連用形) いきます みます きます します
た 形(過去形) いった みた きた した
て 形(連用形) いって みて きて して
ば 形(条件形) いけば みれば これば すれば
たら形(仮定形) いったら みたら きたら したら
たり形 いったり みたり きたり したり
ない形(否定形) いかない みない こない しない
命令形 いけ みろ こい しろ
意向形 いこう みよう こよう しよう
可能形 いける みられる こられる できる
使役形 いかせる みさせる こさせる させる
受身形 いかれる みられる こられる される
尊敬形 いかれる みられる こられる される
② 動きをあらわすか、状態をあらわすかによって、動態動詞と状態動詞にわかれる。
動態動詞:歩く、倒れる、倒す、話すなど大部分の動詞
状態動詞:ある・いる(存在)、できる・わかる(可能)、要る(必要)、異なる・違
う(関係)など少数の動詞
③ 動態動詞は、他動詞と自動詞に区別できる。他動詞とは、「名詞+を」をとり人為的な動詞で、自動詞は、「名詞+が」になり、「を」をとらない自然的な動詞である。
他動詞:あける、つける、こわす、きめる、あつめる、たおす、かける、しめる
自動詞:あく、つく、こわれる、きまる、あつまる、たおれる、かかる、しまる
(道を通る、橋を渡る、空を飛ぶ、学校を卒業する、のような移動・通過・起点をあらわす動詞は、他動詞としない)
☆ 自動詞は、「を格」を取らず「が格」を取り、直接受身にならない動詞です。自動詞の場合は、人間の意志(意図)が含まれず、自然の力などで出来事が起こる場合に使います。
ドアが 閉まった。(自動詞)
☆ 他動詞は、「を格」を取り、直接受身になる動詞です。他動詞の場合は、人が意志(意図的にその出来事を起こす場合に使います。
山田さんはドアを 閉めた。(他動詞)
☆ 自動詞と他動詞が形の上で対応する動詞は、約200個ほどあります。その対応を分類すると、次のようになります。(左が自動詞、右が他動詞)
A1 ―aru:―eru型 agaru → ageru あ段→え段
自 他 自 他 自 他
あがる あげる あたたまる あたためる あたる あてる
あらたまる あらためる いたまる いためる うすまる うすめる
うまる うめる うわる うえる おわる おえる
かわる かえる かさなる かさねる かたまる かためる
きまる きめる さがる さげる しあがる しあげる
しずまる しずめる しまる しめる そまる そめる
もうかる もうける よわまる よわめる たすかる たすける
たまる ためる つたわる つたえる つながる つなげる
つまる つめる とまる とめる はやまる はやめる
ひろがる ひろげる ふかまる ふかめる ぶつかる ぶつける
まがる まげる まざる まぜる まとまる まとめる
まるまる まるめる みつかる みつける
A2 ―aru:―u型 sasaru → sasu
ささる さす はさまる はさむ ふさがる ふさぐ
B1 ―reru::―su型 kakureru → kakusu れる→す
かくれる かくす くずれる くずす こぼれる こぼす
こわれる こわす たおれる たおす つぶれる つぶす
ながれる ながす はずれる はずす みだれる みだす
よごれる よごす
B2 ―reru:ru型 ureru → uru れる→る
うれる うる おれる おる きれる きる
つれる つる とれる とる ねじれる ねじる
やぶれる やぶる われる わる
B3 ―areru:―u型 umrareu → umu
うまれる うむ
C1 ―ru::―su型 uturu → utusu る→す
うつる うつす かえる かえす ころがる ころがす
でる だす なおる なおす のこる のこす
まわる まわす もどる もどす
C2 ―eru:asu型 areru → arasu